屋根の葺き替えやリフォームで太陽光パネルを外して戻す脱着工事

屋根の葺き替えで太陽光パネルを外して戻す脱着工事

屋根の葺き替えでは、載っている太陽光パネルを一度すべて外し、新しい屋根材に合った金具で戻します。葺き替えは古い屋根材をはがして替える工事なので、パネルを載せたままでは進められません。当店では、同じ屋根材で葺き替える場合も、金具は基本的に新しくします。

この記事では、屋根の葺き替えやリフォームを考えている方と、太陽光パネルが載った屋根の工事を請けられた業者様に向けて、屋根の工事の種類ごとのパネルの扱い、戻すときの金具、脱着(一時的な取り外し)の単価と流れを解説します。

カバー工法に絞った話は屋根カバー工法と太陽光パネル、外して戻す費用の考え方は太陽光パネルの再設置費用でご説明しています。

当店では、まず資格を持つスタッフによる点検・現地調査で、屋根とパネルの状態を確かめてからお見積りします。ご相談は無料です。

屋根の葺き替えで太陽光パネルの脱着が必要な理由

葺き替えは屋根材をはがして替える工事なので、屋根に載っている太陽光パネルは先にすべて外します。

太陽光パネルは架台に載っていて、架台は金具で屋根に固定されています。屋根材をはがすには、配線、パネル、架台の順に外していく必要があります。脱着が必要になる代表的な屋根の工事には、屋根塗装・葺き替え・雨漏り修理・カバー工法があります。それぞれの考え方は太陽光パネルの脱着完全ガイドでご説明しています。

屋根を新しくする工事には、葺き替えのほかにカバー工法があります。カバー工法はいまの屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事で、葺き替えはいまの屋根材をはがして新しい屋根材に替える工事です。違いは古い屋根材をはがすかどうかで、パネルを一度外して新しい屋根材の上に戻す点は、どちらも同じです。

屋根の葺き替えとカバー工法の違いと太陽光パネルを外して戻す点

屋根リフォームの種類ごとの太陽光パネルの扱い

屋根の工事の種類によって、パネルを外すかどうかと、戻すときの金具の扱いが変わります。

屋根塗装・カバー工法・葺き替え・雨漏りの部分修理の4つを表にまとめ、そのあと1つずつご説明します。

屋根の工事 パネルを外すか 戻すときの金具
屋根塗装外す(パネルの下も塗るため)屋根の状態によって新しくすることがある
カバー工法外す(新しい屋根材を重ねるため)新しい屋根材に合う金具で戻す
葺き替えすべて外す(屋根材をはがすため)新しい屋根材に合う金具で戻す(同じ屋根材でも基本は新しくする)
雨漏りの部分修理原因の場所によって変わる外した場合は屋根の状態を見て決める

屋根塗装

パネルの下の屋根は、パネルを載せたままでは塗れません。パネルを外して屋根全体を塗り、塗り終えてから戻します。

戻すときに、新しい金具を取り付けることもあります。当店の千葉県印西市と埼玉県所沢市の工事では、屋根塗装と一緒に金具を新しくしました。屋根塗装のときの判断は屋根塗装で太陽光パネルは脱着すべきかでご説明しています。

カバー工法

いまの屋根の上に新しい屋根材を重ねるため、パネルは新しい屋根材の上に戻ります。

当店がカバー工法に合わせて行った群馬県前橋市・神奈川県横須賀市・埼玉県さいたま市・東京都国分寺市の4件の工事では、いずれも新しい金具を取り付けて戻しています。カバー工法に絞った話は屋根カバー工法と太陽光パネルをご覧ください。

葺き替え

古い屋根材をはがして新しい屋根材に替えるため、パネルと架台をすべて外します。屋根の種類が変わると金具も変わるため、新しい屋根材に合う金具で戻します。脱着の単価はカバー工法と同じです。

この記事では、このあと葺き替えの場合を詳しく見ていきます。

雨漏りの部分修理

雨漏りの原因の場所によって、パネルを外さずに直せる場合と、外す必要がある場合があります。原因の見分け方と、外す必要があるかどうかの考え方は太陽光パネルの雨漏りでご説明しています。

傷みが屋根全体に広がっていて葺き替えになる場合は、パネルの扱いもこの記事の葺き替えと同じになります。

太陽光パネル付きの屋根で葺き替えになる条件

当店にご相談いただく葺き替えは、主に瓦のように、上から新しい屋根材を重ねるカバー工法ができない屋根材の場合です。

屋根材の種類と、葺き替えを考えるきっかけの2つに分けて見ていきます。

屋根材の種類

カバー工法は、いまの屋根の上に新しい屋根材を重ねる工事なので、上から重ねられない屋根材では使えません。その代表が瓦です。屋根の状態は、屋根の工事を行う業者が現地で確かめます。

葺き替えとカバー工法のどちらになっても、パネルを一度外して新しい屋根材の上に戻す点は同じです。当店は、屋根の工事の内容が決まった段階で、それに合わせてパネルの脱着の段取りを組みます。

葺き替えを考えるきっかけ

瓦は割れない限り長く持つ屋根材なので、葺き替えを考えるきっかけは、雨漏りなどのはっきりした不具合が多くなります。雨漏りの原因が一部にあるのか、屋根全体の傷みにあるのかで、部分修理で済むか屋根全体の工事になるかが変わります。原因の見分け方は太陽光パネルの雨漏りをご覧ください。

パネルが載っている屋根では、屋根の工事の範囲が決まると、パネルを外す範囲と時期も決まります。取付金具の納期は1〜2週間ほどかかるため、葺き替えが決まったら、日程と合わせて早めにご相談ください。

屋根の葺き替えに伴う太陽光パネルの金具の交換

葺き替えでは、パネルを戻す先が新しい屋根材になるため、新しい屋根材に合う金具で戻します。

屋根材が変わる場合と、同じ屋根材で葺き替える場合に分けて、金具の扱いを見ていきます。

屋根材が変わると金具も変わる

パネルを載せる架台は、金具で屋根に固定されています。金具は屋根材に取り付ける部品なので、屋根材が新しくなれば、新しい屋根材に取り付けられる金具かどうかを確かめる必要があります。

当店の栃木県真岡市のカバー工法の工事では、新しい屋根材に合った金具を取り付けて、パネルを再設置しました。葺き替えも、パネルを戻す先が新しい屋根材である点はカバー工法と同じです。

葺き替えで屋根の種類が変わると、パネルを留める金具も変わります。新しい屋根材を現地で確かめて金具を選び、お見積りに入れます。

同じ屋根材でも金具は新しくするのが基本

当店では、同じ屋根材で葺き替える場合も、金具は基本的に再利用せず、新しくします。

カバー工法の前橋市・横須賀市・さいたま市・国分寺市の4件では、いずれも新しい金具を取り付け、金具の費用は脱着の費用とは別にいただいています。屋根材を新しくしない屋根塗装でも、印西市と所沢市では新しい金具を取り付けました。

単価表のとおり、取付金具は脱着の単価に含めず、その都度お見積りしています。納期は1〜2週間ほどかかります。葺き替えの日程が決まったら、金具の手配も合わせて進めます。

屋根の葺き替えに伴う太陽光パネル脱着の費用

葺き替えに伴う脱着の費用は、脱着の単価に、取付金具と足場の費用を足して見ます。

屋根材そのものの費用は、屋根の工事の見積りに入ります。この節では、太陽光パネルにかかる費用だけを扱います。

脱着の単価

当店では、脱着の単価を標準工事とカバー工法の2つに分けています。どちらも、枚数が多いほど1枚あたりの単価が下がります。

パネルの枚数 標準工事(1枚あたり) カバー工法(1枚あたり)
1〜19枚9,000円12,000円
20〜29枚8,000円11,000円
30〜39枚7,000円10,000円
40枚以上6,000円9,000円
  • 上記単価は、足場を自社施工で行った場合の単価です。
  • 取付金具、足場の組み立て・解体、記載のない工事は別途費用がかかります。
  • 標準工事・屋根カバー工法の単価には、太陽光パネルの取り外し・取り付け、現場調査、パネル簡易清掃、電圧測定、連系確認が含まれます。
  • 適用条件の詳細は単価表ページをご確認ください。

葺き替えに伴う脱着は、カバー工法と同じ単価です。単価の詳細は枚数別の単価表をご覧ください。

単価に含まれない費用

脱着の単価とは別にいただく費用は、次の3つです。

  • 取付金具:その都度お見積り(納期1〜2週間ほど)
  • 足場の組み立て・解体:その都度お見積り
  • 交通費:往復100km以上の場合に15,000円(1現場1回。往復100km未満は無料)

このほか、単価表にない工事は別途お見積りします。葺き替えでは金具を基本的に新しくするため、取付金具の費用が脱着の単価とは別にかかります。

カバー工法の事例で見る総額

葺き替えの施工事例はまだ公開していないため、脱着の単価が同じカバー工法で当店が行った2件の工事で、総額の内訳をご説明します。どちらも屋根材の費用は含みません。

費目 群馬県前橋市(20枚) 神奈川県横須賀市(18枚)
太陽光パネルの脱着220,000円216,000円
新しい金具114,000円108,000円
足場155,000円165,000円
総額489,000円(税別)519,000円(税別)
  • 2件とも屋根カバー工法に伴う脱着の事例です。
  • 屋根材と屋根の工事の費用は含みません。
  • 横須賀市の総額には、表の費目のほかに、同じ工事で行ったパワコン交換の費用が含まれます。

1枚あたりの脱着費は、前橋市が11,000円、横須賀市が12,000円です。どちらも単価表のカバー工法の単価(20〜29枚と1〜19枚)と同じで、葺き替えの脱着もこの単価で計算します。

足場は155,000円と165,000円、新しい金具は114,000円と108,000円でした。足場と金具は現場ごとにお見積りしているため、金額は現場によって変わります。ご自宅の金額は、現地調査のあとにお見積りします。写真付きの詳細は前橋市の施工事例と横須賀市の施工事例でご覧いただけます。

屋根の葺き替えと太陽光パネル脱着の流れ

葺き替えに伴う脱着は、屋根の工事の前にパネルを外し、工事のあとに新しい屋根材の上へ戻す流れで進みます。

現地調査から再設置後の発電確認までの5つの工程を、順にご説明します。工程は、当店がカバー工法で行っている脱着と同じ流れです。

屋根の葺き替えに伴う太陽光パネル脱着の流れ5つの工程

現地調査

屋根とパネルの状態、パネルの枚数と並び方、新しい屋根材を確かめます。そのうえで、新しい屋根材に合う金具を選んで手配します。

取付金具の納期は1〜2週間ほどかかるため、葺き替えの日程が決まったら早めに現地調査を入れます。現地の状況は当店が確認しますので、お客様に屋根へ上がっていただく必要はありません。

パネルの取り外し

発電を止めて配線を外し、パネルと架台を屋根から外します。

当店の真岡市の工事では、取り外す前と再設置したあとの両方で電圧を測りました。

屋根の葺き替え工事

パネルを外したあと、屋根の工事を行う業者が古い屋根材をはがし、新しい屋根材に葺き替えます。

当店は、屋根の工事の日程に合わせて現場に入ります。横浜市の工事では、元請け様の工程に合わせて、2回に分けて現場に入りました。

新しい金具での再設置

葺き替えが終わったら、新しい屋根材に合う金具を取り付け、架台とパネルを戻して配線をつなぎ直します。

当店には電気工事士が在籍しているため、配線の取り外しから復旧まで当店で対応します。

再設置後の発電確認

再設置したあとに電圧を測り、取り外す前の記録と比べます。配線の接続と発電を確かめてから、お引き渡しします。

前橋市の工事でも、20枚すべてのパネルを戻したあとに、配線の接続と発電を確かめました。電圧測定と連系確認は、脱着の単価に含めています。

屋根の葺き替えの前に確認したいこと

葺き替えの前に、パネルを戻すかどうか、メーカー保証、屋根の工事との日程の3つを確かめておくと、工事の途中で予定が変わりにくくなります。

1つずつ、確かめ方をご説明します。

パネルを戻すか撤去するか

葺き替えでパネルを一度外すときは、そのまま戻すか、撤去するか、新しいパネルに替えるかを考える時期でもあります。設置からの年数や発電の状態によって、選び方が変わります。

外して戻す費用の考え方は太陽光パネルの再設置費用、新しいパネルに替える場合の判断は太陽光パネルの交換でご説明しています。

メーカー保証の確認

脱着の工事が保証にどう関わるかは、パネルのメーカーや保証の内容によって変わります。工事の前に保証書を確かめるか、メーカーに問い合わせておくと、あとで迷わずに済みます。

カバー工法の場合を含めた詳しい話は屋根カバー工法と太陽光パネルをご覧ください。

屋根工事と脱着の工程の合わせ方

屋根の工事の業者が太陽光パネルの脱着を自社で行えない場合、脱着は外部委託になるケースが多く、責任の所在が曖昧になることがあります。日程の連絡も、業者ごとに取り合う必要があります。

横須賀市の工事では、元請けの屋根業者様から、いつもは足場業者と太陽光業者を別々に手配していたところを一括で頼めたので、発注も現場の管理も楽だったというお声をいただきました。

金具の納期も含めて、葺き替えの日程が決まった段階でご相談ください。依頼先の選び方は太陽光パネルの撤去業者の選び方でもご説明しています。

屋根の葺き替えと太陽光パネルのよくあるご質問

屋根の葺き替えと太陽光パネルについて、よくある質問にお答えします。

Q1 葺き替えとカバー工法のどちらになりますか

A1: 主に瓦のように、カバー工法ができない屋根材の場合に葺き替えになります。屋根の状態は、屋根の工事を行う業者が現地で確かめます。

Q2 葺き替えで脱着の費用は上がりますか

A2: 葺き替えの脱着は、カバー工法と同じ単価で計算します。金具は基本的に新しくするため、取付金具の費用が別にかかります。

Q3 葺き替えの間は発電できますか

A3: パネルを外している間は発電できません。パネルを戻して配線をつなぎ直すと、発電が再開します。止まる期間は、屋根の工事の内容によって変わります。

屋根の葺き替えに伴う脱着なら「太陽光パネル脱着専門店」にお任せください

当店は、関東一円で太陽光パネルの脱着を専門にしています。屋根の葺き替えやカバー工法に合わせて、新しい屋根材に合う金具でのパネルの再設置から、電圧の測定と発電の確認まで対応します。

電気工事士が在籍しているため、配線の取り外しから復旧まで当店で行います。前橋市では、足場の設置から対応しました。金額は、中間マージンをカットした適正価格でご提案しています。

屋根の工事を請けられている元請け様から、脱着だけのご依頼も現場ごとにお受けしています。横須賀市・横浜市・さいたま市の工事も、元請け様からのご依頼です。実際の工事は施工事例で、脱着の金額は枚数別の単価表でご覧いただけます。

まとめ

屋根の葺き替えでは、太陽光パネルの金具まで見て計画します。この記事でお伝えしたことを、4点にまとめます。

  • 葺き替えは屋根材をはがす工事なので、太陽光パネルは一度すべて外し、新しい屋根材の上に戻します
  • 屋根の種類が変わると金具も変わります。当店では、同じ屋根材で葺き替える場合も、金具は基本的に新しくします
  • 脱着の費用はカバー工法と同じ単価で、取付金具と足場の費用が別にかかります。取付金具の納期は1〜2週間ほどです
  • 屋根の工事と脱着の日程は、葺き替えが決まった段階で合わせておきます

屋根塗装・カバー工法・雨漏りのときの扱いは、屋根塗装、カバー工法、雨漏りの各記事でご説明しています。ご自宅の屋根でどうなるかは、点検・現地調査のあとにご案内します。ご相談は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。