屋根塗装は、住宅の安全性や快適性を維持するうえで欠かせない工事です。
そんな屋根塗装には、決して安くない費用がかかるため、費用相場や内訳について正しく理解しておかなければなりません。
とはいえ、屋根塗装はそう頻繁に行うものではないため、費用相場や内訳をどのように確認したらいいかわからず悩んでしまっている方もいるでしょう。
また、近年では太陽光パネルを取り付けている住宅も増えており、パネルの正しい扱い方について悩んでいる方も多くいます。
そこで今回は、屋根塗装の費用相場や費用を抑えるコツを紹介するとともに、太陽光パネルとの関係についても詳しく解説していきます。
屋根塗装の費用はどれくらい?
一般的な戸建て住宅における屋根塗装の費用相場は、約40万円~80万円程度といわれています。
もちろん、状況や環境、使用する塗料や依頼する業者など、さまざまな要素によって費用は変動しますが、少なからず数十万円単位の費用が発生すると思っておきましょう。
こう聞いて、
「高すぎる・・・」
と感じる方がいるかもしれませんが、屋根塗装を一切行っていない場合、屋根やその他部材の劣化が進み、大規模修繕が必要になることもあります。
そうなれば、80万円以上の費用がかかってしまう可能性が高くなるため、長期視点で検討していくことが大切です。
屋根塗装の費用内訳

屋根塗装と聞いて「屋根に塗料を塗るだけ」と考える方がいるかもしれませんが、実際には多くの工程が伴い、それぞれに費用がかかります。
ここでは、代表的な費用項目について詳しく解説していきます。
足場設置費用
屋根塗装は、高所作業を伴う危険な作業です。
安全かつ効率的に作業を進めるためには、足場の設置が必要になります。
足場の設置費用は、比較的高額になりがちですが、安全な作業環境を整備するためにも、一定のクオリティを保つためにも欠かせないものです。
無理にコストカットしようとすると、クオリティが低下し、再施工が必要になる場合があるため、必要なコストとしてしっかりと予算を確保しておきましょう。
高圧洗浄・下地処理費用
高圧洗浄と下地処理は、屋根塗装の仕上がりや耐久性を大きく左右する重要な工程です。
高圧洗浄では、屋根表面に付着した汚れやコケ、カビや古い塗膜などを丁寧に落としていきます。
この作業が不十分だと、新しい塗料がしっかりと密着せず、早期の剥がれや膨れに繋がる恐れがあります。
下地処理は、ひび割れや欠け、サビの発生部分などを補修し、塗装しやすい状態に整える作業です。
見た目では分かりにくい工程ですが、ここを省略すると塗装の効果が長持ちしなくなってしまいます。
費用は数万円程度ですが、劣化状況によっては追加補修が必要になり、それに伴って追加費用が発生することもあるため、事前に見積もりを取って確認しておくことが大切です。
塗料費用
屋根塗装で比較的大きなウエイトを占めるのが、塗料費用です。
塗料にはさまざまな種類があり、それぞれで特徴が異なります。
グレードの高い塗料は、耐久性が高かったり、遮熱・断熱効果があったりと多くのメリットがありますが、同時に費用も高くなります。
一方、グレードの低い塗料、つまり安い塗料はコストを抑えやすいですが、その分耐久性が低いことが多く、再塗装までの期間が短くなる可能性が高いです。
このように、グレードの高い塗料、低い塗料それぞれにメリットとデメリットがあり、一概に「どちらがおすすめ」とは断言できないため、目的や予算に合わせて検討していきましょう。
施工費用
施工費用には、実際に屋根を塗装する職人の人件費などが含まれます。
屋根塗装では、下塗り・中塗り・上塗りの3工程を順番に行う必要があり、それぞれを丁寧に仕上げるためには時間と技術が必要です。
屋根の面積が広い場合や形状が複雑な場合、勾配が急な場合などは作業の難易度が上がるため、施工費用も高くなる傾向があります。
また、施工費用は依頼する業者によっても違いがあるため、見積もりを取って比較しましょう。
屋根塗装の費用を左右するポイント
屋根塗装の費用には相場が存在していますが、全てのケースで相場通りの費用になるとは限りません。
ここでは、屋根塗装の費用を左右する3つのポイントを紹介していきます。
屋根の面積や形状
屋根の面積や形状によっては、屋根塗装の費用が高額になる場合があります。
なぜなら、作業難易度が高くなり、必要な工程が増えるからです。
例えば、形状が複雑な屋根や凹凸が多い構造の場合、細かい部分まで丁寧に塗装する必要があり、必然的に時間がかかります。
さらに、屋根の勾配が急な場合は、高度な安全対策が必要となり、それに伴って使用する設備や作業工程が増えます。
このように、屋根の条件によって費用が大きく変動することがあるため、事前に確認しておかなければなりません。
使用する塗料の種類
使用する塗料の種類は、費用と耐久性に大きく影響します。
安価な塗料は初期費用を抑えやすい反面、耐用年数が短くなる傾向があり、高耐久塗料は費用が高くなるものの、長期にわたって性能を維持しやすいという特徴があります。
費用を抑えたいと考えている方の中には、
「一番低いグレードの塗料で十分」
と考える方がいるかもしれませんが、先ほども解説したように安さだけで塗料を選んでしまうと、再塗装までの期間が短くなり、結果的にトータルコストがかさむ可能性があるため、慎重に検討していくことが大切です。
屋根の劣化状況
屋根が劣化している場合は、塗装の前に修繕を行います。
軽微な修繕であれば、そこまでトータルコストに影響を与えませんが、劣化が著しい場合は大規模な修繕が必要になるケースがあります。
その場合は「塗装費用」とは別で「修繕費用」が発生するため、トータルコストが高くなる可能性があるのです。
特に、屋根のメンテナンスを長期間行っていない場合は、修繕範囲が広がりやすくなるため注意してください。
屋根塗装の費用を抑えるコツ
屋根塗装は比較的高額になりやすい工事ですが、事前にポイントを押さえておくことで、無駄な出費を防ぎやすくなります。
ここでは、費用を抑えるために意識すべき3つのポイントを紹介していきます。
複数の業者から見積もりを取る
屋根塗装を検討する際は、必ず複数の業者から見積もりを取りましょう。
中には、1社からしか見積もりを取らない方もいますが、それでは費用の妥当性や根拠などを判断しにくくなります。
複数社から見積もりを取り、それぞれを比較することで、費用相場はもちろん、施工内容や対応の違いなども見えてきます。
このときのポイントは、複数社に対して「同じ条件」で見積もり依頼をすることです。
条件が変わってしまうと、見積もりを比較できなくなるため注意してください。
屋根の劣化が進む前に塗装する
屋根塗装は、屋根の劣化が進行する前に行うのが基本です。
仮に劣化が進んでから行ってしまうと、補修作業が増えて費用が高くなる場合があります。
とはいえ、屋根の劣化状況は目視で確認することが難しく、知らず知らずのうちに進行してしまうケースも珍しくありません。
また、仮に屋根に登ったとしても、専門知識がなければ全体の劣化状態を把握することは難しいでしょう。
屋根の状態を適切に判断するためには、専門業者に点検を依頼するのがおすすめです。
点検は有料になる場合がほとんどですが、事前に実施しておけば劣化状態や補修が必要な箇所などを正しく把握できるため、無理のない修繕計画および塗装計画が行えるようになります。
屋根と外壁を同時に塗装する
屋根塗装の費用で意外と大きなウエイトを占めるのが、足場費用です。
足場費用は、安全管理やクオリティ維持に欠かせないものですが、できることなら安く抑えたいですよね。
そんなときは、屋根塗装と一緒に外壁塗装を行うのがおすすめです。
それぞれを別々に施工する場合、屋根塗装時と外壁塗装時にその都度足場を設置し、解体しなければなりません。
しかし、屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことで、足場設置と解体が1回で済むため、トータルコストを抑えやすくなるのです。
屋根塗装時に注意したい「太陽光パネル」の存在
近年は、太陽光パネルを設置している住宅が増えており、屋根塗装の進め方にも変化が生まれています。
太陽光パネルが設置されている場合、通常の屋根塗装とは異なり、作業スペースが大きく制限されるため、施工の難易度が上がります。
塗装業者の中には、太陽光設備に関する知識が十分でないところもあり、対応方法によってはトラブルや不具合に繋がることがあるため注意が必要です。
特に気をつけなければならないのが、太陽光パネルを設置したまま塗装を行うケースです。
この場合、パネル下は物理的に作業ができないため、どうしても塗り残しが発生しやすくなります。
その結果、パネル下の屋根だけ劣化が進みやすくなる恐れがあるのです。
また、無理にパネルの隙間から塗装を行うと、塗料の飛散や施工不良に繋がることもあるため、屋根塗装の効果を最大限に引き出すためにも、太陽光パネルが設置されている場合は「脱着」を行うことをおすすめします。
屋根塗装時に太陽光パネルの脱着を行うべき理由

屋根塗装は、太陽光パネルがついたままでも行えますが、長期的な視点で考えると脱着を行った方が安心です。
以下、その理由について詳しく見ていきましょう。
パネル下までしっかりメンテナンスが行える
太陽光パネルを取り外してから塗装を行うことで、普段は見えないパネル下までしっかりと点検・塗装が行えます。
パネルがある状態では、どうしても塗り残しが発生しやすく、不具合や損傷も正しく判断できないため、部分的に劣化が進む可能性があります。
特に屋根は、紫外線や雨風の影響を受けやすいことから、塗装の均一性が重要です。
脱着を行うことで、屋根全体をムラなく仕上げられるようになり、結果として耐久性の向上に繋げられます。
メンテナンスコストを抑えられる
太陽光パネルの脱着には費用がかかることが多いため、一見するとコストが高くなるように感じるかもしれません。
しかし、パネルを設置したまま塗装を行い、あとから不具合が発生した場合には、再度足場を組んで工事を行う必要が出てきます。
そうなれば、トータルでのメンテナンス費用が高くなってしまうこともあるため、初期費用だけでなく、将来的な修繕コストまで含めて考えることが大切です。
太陽光パネルの脱着なら「太陽光パネル脱着専門店」にお任せください!
太陽光パネルが設置されている屋根の塗装を検討している方は、ぜひパネルの脱着を検討してみてください。
とはいえ、パネルの脱着は屋根と発電設備の両方にかかわる専門性の高い工事であり、知識や技術のない業者に依頼してしまうとトラブルに繋がる可能性が高まります。
「太陽光パネル脱着専門店」(株式会社栃和)は、太陽光パネル脱着のプロフェッショナルであり、これまでにも多くの脱着実績があります。
また、外部業者への委託は行わず、全て自社施工で行っているため、中間マージンなども発生しません。
さらに、太陽光パネルの脱着のみならず、外壁塗装や屋根塗装も完全自社施工で対応可能となっていますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
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まとめ
屋根塗装の費用は、屋根の状態や使用する塗料の種類、施工条件によって大きく変わります。
想定外の出費を避けるためには、事前に相場や内訳を理解しておくことが大切です。
そうすることで、見積もり金額の妥当性を判断しやすくなるため、最後まで安心して任せられるようになります。
また、太陽光パネルが設置されている場合は、施工方法に注意が必要です。
そのまま塗装することも不可能ではありませんが、その場合は塗り残しや点検不備が生じやすくなり、トータルコストが上がる可能性があります。
屋根塗装の効果を最大限に引き出したい場合は、太陽光パネルを脱着してから塗装するのがおすすめです。
「太陽光パネル脱着専門店」(株式会社栃和)では、太陽光パネルの脱着はもちろん、屋根塗装や外壁塗装にも対応していますので、お困りの方はお気軽にご相談ください。
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